祝・パルムドール!是枝監督の過去作品「そして父になる」

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カンヌ国際映画祭でのパルムドール受賞で話題なのが、是枝裕和監督です。
なんと21年振りの快挙だったのですね。
そんな是枝監督の過去作品「そして父になる」を観ました。

取り違えの悲劇

息子を産んだ病院で、赤ちゃんの取り違えという悲劇が起きます。
その事実が発覚したのは息子が6歳になってからでした。

6年間、我が子として育てた他人の子と、他人の家で育った我が子。
そのままにするのか、それともあるべき姿に戻すのか。
自分だったらどんな思いがするだろうと、考えさせられます。

家庭環境の違い


ここでお互いの家族にとって更に悩ましかったのが、家庭環境の違いでした。
片方は絵に描いたようなエリートサラリーマンの家。
もう一方は裕福ではないけれど、温かみのある下町の家族。

大人になって交友関係が広がると、家庭環境の違いでギャップを感じること、誰でもありますよね。
元々のDNAはあっても、幼い頃の積み重ねが人格形成に深く関わってきます。
家族の在り方って、本当にそれぞれだなぁと改めて感じました。

エリートの苦悩

「そして父になる」というタイトル通り、福山雅治演じる父親が本当の「父になる」過程が描かれているわけですが、それまでのエリートならではの苦悩も興味深く観ました。
取り違えが分かった時に「やっぱり」と漏らしてしまったのは、自分のDNAを受け継いでいるはずなのに出来の悪い息子に日頃から違和感を感じていたからでした。

でも、母親からしたらそんなことは関係なく我が子だったのです。
尾野真千子演じる母親が、そんな父親を責めるシーンはとても印象的でした。

6年の重み

結局ふたつの家族は本当の我が子と暮らすことを選びます。
でも息子たちは当然戸惑いますし、同じく両親も会ったばかりの我が子とどう接したら良いかと戸惑います。

何より、6年間我が子として過ごした息子への愛情の行き場がなくなってしまうこと。
それでも一緒に過ごす内に実の息子への愛情が芽生えてくること。
その葛藤には観ていて本当に胸が痛みました。

豪華俳優陣

前述の福山雅治、尾野真千子に加え、真木よう子にリリー・フランキーが出演しています。
リリー・フランキーのあの感じの演技、結構好きです。

福山雅治は「かっこよすぎるだろ!」というシーンがあって、個人的には笑っちゃいました。
ファンの方にはごめんなさい(笑)
どのシーンかは、是非ご自身で確かめてみて下さい(笑)

パルムドールを受賞した「万引き家族」

カンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた「万引き家族」はまだ観ていませんが、是枝監督の描くまた違った家族のストーリー、是非観たいと思っています。
ちなみにこの「そして父になる」は、6月19日に地上波で放映される予定ですよ。

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